安田大サーカス 安田団長、祝・100kmサバイバルマラソン完走!スポーツトレーナーに向けた激励メッセージ
今回のKA・RA・DA magは、先日7月22日~23日にテレビ番組の企画「100kmサバイバルマラソン」で、49歳という年齢の壁を越えて見事完走された、タレント・アスリートの安田大サーカス 団長安田さん(以下、安田団長さん)にお話を伺うことが出来ましたのでその様子をご紹介いたします。
株式会社ファクトリージャパングループ(以下、FJG)は、安田団長さんがトライアスロン競技をされていたため、2016年頃からフィジカルサポートをさせていただいております。ここ数年はコロナ禍でレースが中止になるなど思うように競技生活が送れなかった安田団長さん。今年2023年は様々なレースが開催するという事でトレーニングを再開してきましたが、突然マラソンのみ100kmサバイバルレースというオファーが。
安田団長さんは、どうしてこの企画への参加を決意したのか、そして過酷なレースを支えるスポーツトレーナーに求めることなど、熱いメッセージを伺うことができました。
インタビュアーを務めるのは、整体師出身で、教育部の篠原良友さん。バイタリティ溢れる団長さんのコメントに圧倒されながらも、楽しい雰囲気の中、インタビューを行うことが出来ました。
後半では、専属トレーナーで今回の100kmサバイバルマラソンへも帯同した下倉雄介さんにも帯同秘話を伺います。
インタビュー内容は、YouTube動画でもご覧いただけます。
KARADA チャンネル https://youtu.be/GVqUM-tariI
インタビュー (株)ファクトリージャパングループ ⼈材⽀援本部 教育部 篠原 良友さん
インタビュー(篠原さん)
整体サロンカラダファクトリーを運営するファクトリージャパングループで⼈材⽀援本部 教育部に所属しています。篠原良友です。
本⽇は安⽥⼤サーカス団⻑さんにFJG本社にお越しいただきました。
本⽇はありがとうございます。よろしくお願いいたします。
安⽥団⻑さん
よろしくお願いします!
インタビュー(篠原さん)
まずは 100kmサバイバルマラソン完⾛おめでとうございます。率直なお気持ちを教えてください。
安⽥団⻑さん
安堵感と、あとは1,000万円も欲しかった!っていうところですね。
だいぶお⾦も使ったんで。ただ、まあ、でも安堵感のが⼤きいですかね。
インタビュー(篠原さん)
今回の企画 100kmサバイバルマラソンは、団⻑さん⾃⾝にとってどのような挑戦でしたか。
安⽥団⻑さん
結構突貫⼯事というか、3 カ⽉前には(プラス)13kgぐらい体重もあって。
結構メタボ状態でして、3 年間トライアスロンからも離れていて。それで、カラダファクトリーの下倉さん(専属トレーナー)から、⾝体のケアをもう⼀回しっかりやりませんかっていうのがあって。いや、もうお願いしたかったんですよ。(時期が)ちょうど⼀致して、本当にきつい練習と。⾝体のケアとっていうのが。
⼀緒にやらないと多分完⾛はできなかったと思うので、本当に良かったです。助かりましたよ。
インタビュー(篠原さん)
今回 49 歳というご年齢での 100kmマラソン完⾛となったわけですが、そこに⾄るまでご苦労もたくさんあったかと思います。そこに向けて、どのようにモチベーションを保って臨まれたか、教えていただいてもよろしいでしょうか。
安⽥団⻑さん
モチベーションは、とにかく⾔われた企画をやり遂げたいっていう、それだけと。
最初やり始めた頃は 1,000万円のニンジンがなかったわけですよ。それで、(後から)1,000万円と⾔われた。1 カ⽉前切ってからなので、1,000万円よりもとにかく 100 kmを完⾛したい。
途中で駄⽬な⾃分を⾒せたくない。他のタレントさんは途中リタイヤしても、個⼈個⼈の名前がブランドだとしたら、ブランドで傷つかないと思うけど、やっぱり「団⻑」って僕のイメ ージではやはり無尽蔵の体⼒みたいなイメージでやっていたので、24 時間⾃転⾞に乗るとか、雪⼭で半袖でクイズ⼤会やって東⼤王に勝つとか。何かこう、無尽蔵に我慢できるみたいなイメージを崩したくないっていう⼀⼼でやりました。
インタビュー(篠原さん)
今回のような⻑距離のランニングは、⾁体的にも精神的にもとても厳しい挑戦だと思うのですが、そこに向かうためにどのような準備をされてきましたか。
安⽥団⻑さん
結構⼊念な準備を⼀番したと思うんですよ、あの出場者の中では。
まずランニングの練習が分からない。100km⾛るコツなんて全く分からない中、アドベンチャーランナーっていう⽅がいて、その⼈はサハラ砂漠 1000km⾛ったりとか、南極北極でソリを引っ張って⾛るとかっていう⽅に⼤阪の番組で出会ったので、その⽅に電話してどうすればいいかっていうのをまず聞いて。それでこういう練習すればいいと。
でも、その練習をするには、⾝体のケアが絶対です。1 年か 2 年かけるならそこまで必要ないかも分からないんですけど、この 3 カ⽉で作り上げないといけないっていうところで⾝体は悲鳴をあげるし、それをほぐさないといけないというところ。
カラダファクトリーさんに⾝体のケアをやってもらうことになったんですけど、ここで⼀番良かったのは 1 店舗じゃないということ。こっちの店舗ダメな時はこっちの店舗で⼤阪で練習した後に今ケアしたいってなると⼤阪でもできる全国にあるっていうのが助かります。共有してくれるんですよ。今、団⻑さんこういう状態ですよ、というのは⼀応、全国どこへ⾏っても共有はしてくれているので、今⽇⾏ったらもう分かってくれているので、その点で本当に助かりました。
あとはもう、修⾏のように⾛っていました。朝ね、出勤していくおばちゃんがいて、出勤と帰宅を⾒たんですよ。それくらい、ずっと⾛ってたんです。
(練習では)70kmを2回やったので、その70kmをもう⼀回の時は練習をやってる現場にも(カラダファクトリー専属トレーナーに)来てもらって、途中ケアしてもらって、それで本番想定で20分休憩で何ができるかっていうのも練習のうちに⼊れてくれたんです。ありがとうございました。
インタビュー(篠原さん)
アスリートにとって、トレーナーの役割を教えていただきたいと思います。
安⽥団⻑さん
もうこの歳になったら特になんですけど、休養も練習のうち。
休養も練習のうちって⾔うんすけど、休養して家で寝ているだけでは⾝体はほぐれないですし、時間がかかる。それで休養をなるべく少なくしたい、というためには、やっぱりトレーナーさんていうのがいないといけない。その休養(時間)をなるべく少なくしている。(そうしないと)練習を濃密なものにできないし。
それで、⾝体が張った状態とかでいい状態じゃなく練習するっていうのが、中⾝が薄くなると⾝体の可動域であったりとか、動きが制限された中でやってしまいます。こんな調⼦悪い中でもやるっていう練習も必要なんでしょうけれど、なるべく絶好調で練習した⽅が練習の濃密度っていうのは変わると思うので、トレーナーさんがいることによって厳しい練習もできるんじゃないかなと思っています。
インタビュー(篠原さん)
今後、トレーナーを⽬指す⼈に向けてメッセージやアドバイスをお願いします。
安⽥団⻑さん
トレーナーさんに、⾝体のことはちょっと分からないですけど、本当に真剣にこっちに向き合ってくれているかどうかは、やっている側は本当にわかる。
⼀⽣懸命やってくれたことに対しては、こっちも本当に感謝しているんですけど、返せないじゃないですか。
トレーナーさんは僕たちに対して⼀⽣懸命やってくれているのは伝わるんですけど、僕らは逆にマッサージしましょうか、だいぶ揉んでくれたんだからこちらもやりましょうって⾔うわけにいかないので。本当にそれぐらいの気持ちで僕たちは受け⽌めているので。
それで、正直いろんなトレーナーさんに⾒てもらいましたし、カラダファクトリー以外の⽅も。
⼀⽣懸命やらない⼈はバレますよ(笑)。分かりますからね。これ⾔わないだけで、それで、楽になりましたとは⾔うんですけど、この⼈上⼿い下⼿も当然あるんですけど、そこ以上に、⼀⽣懸命やってくれたかやってくれないかっていうのは本当に⾝体と⾝体を接しているので、分かります。はい。
ですので、やってくれた⼈に対しては本当に感謝しているので、はい。そのへんかなと。 気持ちって伝わるよっていうのは、⾔いたいですね。
インタビュー(篠原さん)
本⽇はありがとうございました。
インタビュー(篠原さん)
それでは、専属トレーナーの下倉さんにお話を伺っていきたいと思います。 今回、団⻑さんのトレーナーとして帯同し、レースのゴールに⽴ち会った率直な感想をお聞かせください。
下倉さん(FJG トレーナー)
率直に⾔うと、感動です。
もちろん、⽴場的には、すぐに⾝体を気にしたりとか、そっちを気にしなきゃいけないのは分かってるんですけども、背景を共に過ごしてきた中で、本当にあの瞬間は感動でした。
インタビュー(篠原さん)
トレーナーとしてアスリートや選⼿と接する中で、下倉さんが普段から意識していることを教えてください。
下倉さん(FJG トレーナー)
⼀番意識しているのは、「距離感」ですね。
やはり⽴場的にはお⾝体のケアをするっていうのは当然で、もちろんやるんですけども、団⻑さんのマラソンのサポートチームにはマラソンをしているコーチの⽅もいるので、コーチからのプロの⽬線での指導はもちろんの中、団⻑さんが⽬指す中にはやっぱ不安やプレッシャーっていうのもついてくるので、その時の吐出し場所っていうところが、やはり⼀番ケアをしている、⾝体を触れてるからこそ、やっぱりケア中にそういうのも吐き出してくれたりはします。
ですので、そういった⾯では、⾁体的なケアはもちろん、精神的なサポートフォローっていうのも必要なので、「距離感」というのを⼀番意識しています。
インタビュー(篠原さん)
これまでのトレーナーとして⻑いキャリアがあると思うんですけども、その中で特に感慨深かった瞬間やアスリートの絆を感じたエピソードがあれば教えてください。
下倉さん(FJG トレーナー)
これまでのキャリアの中で、考えるといっぱいあるんですけども、やはり今回の団⻑さんとの話(100km サバイバルマラソン帯同)が⼀番感慨深いです。
理由としては、トレーナーとして帯同すると、基本的にはその⼤会に応じた前後のサポートで、特に団⻑さんのメイン競技はトライアスロンなので、トライアスロンだとやはりこのスタートとゴールでしか携わらないっていう⾯もあってスタートしてしまうと殆ど接しないんですね。
ただ、今回、この 100kmサバイバルマラソンっていうのは事前の練習もそうですし、時間としても 27 時間前後ずっと⼀緒に戦っているような気持ちになっていました。⾝体のサポートがある中で、そういったチーム⼀丸となって今回サポートできたっていうところもあり、ゴールシーンの感動というところにも繋がるんですけども、今回はそういった意味でも凄く、⾃分の経験としても⾝体だけじゃない、⼼の⾯もサポートできるトレーナーとして、トレーナーをやってきて良かったなと実感できた瞬間でした。
インタビュー(篠原さん)
アスリートや、選⼿の皆さんが、怪我からの復帰を⽬指す場合、トレーナーができることや、その中でのコミュニケーションについてお聞かせください。
下倉さん(FJG トレーナー)
アスリートが復帰を⽬指すにあたり、もちろん怪我の部位であったり、復帰するにあたってのサポート⾝体のケアも、トレーニング⾯っていうところもすることは当然なんですけども、復帰するにあたってまでの精神⾯のフォローっていうところもとても重要だと思っています。時には選⼿を「待つ」ということもとても⼤事です。
そういった⾯では、こうコミュニケーションっていうのを取るだけではなくて、しっかりトレーナーとして選⼿を信じて、そこを乗り越えてくれる為に「待つ」っていうところも含めたコミュニケーションが必要かなと思っています。
インタビュー(篠原さん)
下倉さんから⾒た、団⻑さんについてお聞かせください。
下倉さん(FJG トレーナー)
はい、かれこれ 2016 年から帯同させていただいておりまして、とてもストイックさ、⼀⽣懸命さがあり、ただ⼀歩練習から離れるとユーモアがあって。
それでいて、やはり⼀⽣懸命さっていうのは練習中もそうですし、何か⽬標ができるともうそこに向かってとことん練習するっていう姿があって。
あとは、団⻑さんの周りには、常に⼈がたくさんいるんですよね。
今回のマラソンもそうですし、団⻑さんが⼈を引き寄せているんだな、というのをとても感じています。
団⻑さんのお⼈柄の良さが、周りからチームとなるメンバーが揃って来ていて、その中でも団⻑さんは常に周りに対してすごく気を配ったりとか。⼀⼈⼀⼈に対してとてもこう。団⻑さんの周りには常に⼈が集まってきていて。
今回のマラソンというものも、マラソンのプロもいれば、栄養⾯のプロもいるし、僕も含めて団⻑さんがとても⼈を引き寄せているんだなということを感じています。
僕らの仕事は、「整体師はエンターテイナーであれ」という⾔葉があり、⽇々意識しているのですが、団⻑さんを間近で⾒ていて、周りの⽅に対して振る舞う姿勢を⾒ていて、僕が学ばせてもらっています。団⻑さんの帯同させていただいて本当に良かったなと思っています。
インタビュー(篠原さん)
本⽇は、ありがとうございました。
写真:(株)ファクトリージャパングループへ訪問いただきました
インタビュー内容は、YouTube動画でもご覧いただけます。
KA・RA・DAチャンネル(YouTube)
安⽥⼤サーカス 団⻑安⽥(安⽥裕⼰)さん
下倉 雄介(整体師・スポーツトレーナー)
篠原 良友(インタビュー)
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