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Interview

セカンドキャリアとしてヨガ講師を選んだ理由。「ヨガを仕事にするということがこんなに人を輝かせるんだ!」

YMCヨガ講師 美都くららインタビュー「周りを主役にすること、人に感謝されること、人の役に立てることは、自分の夢が達成された時より、何倍も心地いい」

今回のKA・RA・DA magは、カラダファミリーブランドの仲間たちをご紹介。
ヨガを学びたい、インストラクターになって極めたい!という方に、よりホリスティックに学べる!と評判のYMCメディカルトレーナーズスクール。
整体のクラスはもちろんのこと、生徒さんが多く注目されているのが、初心者でもヨガインストラクターを目指せるクラスです。
ヨガ講師の一人、元宝塚歌劇団の娘役だったという経歴を持つ、美都くららさんにお話を伺いました。

美都さんは、兵庫県神戸市出身。宝塚歌劇団で約5年間娘役として活躍されていました。
ヨガとの出会いは、宝塚在団中。はじめてヨガと出会ったとき、先生が優しく癒されたと言います。
その理由とは・・・。

―美都さん、こんにちは。今日はよろしくお願いします!
ヨギーニ・ヨガ講師を志したのは、いつごろ、どのようなきっかけでしたか?

「初めは、やんわりとした志で。ヨガが知りたくて、学びたくてというだけでした。
それが、YMCメディカルトレーナーズスクール梅田校に通い始めて、働いている方がキラキラしていて・・・。ヨガを仕事にするということがこんなに人を輝かせるんだ!と思いましたね。

4歳から、バレエ、ジャズダンス、ヒップホップ、ピアノ、スイミング・・・と多いときは週に10回ものレッスンで芸事に携わってきました。レッスンとは、ひたすら怒られることばかり・・・。
レッスンでは周りと比べられること、役を取る・取られるという厳しい競争社会に身を置いていました。」
と美都さん。

「劇団2年目のときに、同期と初めてホットヨガに行ったのですが、先生の優しさにかなり癒されました(笑)。周りと比べない。レッスンという名のものではこんなことは初めてでした。
そのあとは、トレーニングというよりは「癒し」にという感じで行っていましたね。
公演中など行けないこともありましたが、行ける時には行く!という感じで続けました。」
私たち観客の立場からですと、舞台に立たれるということは、華やかで称賛されている世界に見えますが、まさに鍛錬と競争。アスリートの世界に近いものがあるかもしれないですね。

周りを主役にすること、人に感謝されること、人の役に立てることは、自分の夢が達成された時より、何倍も心地いい

―ヨガ講師となって、「やっていて良かった」と思ったエピソードはありますか?

「いま担当しているのは、ヨガインストラクター養成2級コース(全米ヨガアライアンス前半)なのですが、週に1回のペースですと3か月半くらいのコースです。
それくらいの期間続けられている方を見ていると、生徒さんの表情やポーズがみるみる変わってくるんです。
私が、ではなくて生徒さん本人の変化を近い立場で見ていく。喜んでいる姿を近くで見られると本当に楽しいです。生徒さんの卒業式にみなさんから一言コメントをいただくのですが、カラダやココロが変わりました!など感謝された時、人の役に立てたんだと実感しますね。」

生徒さんのココロとカラダの変化や、人生のターニングポイントを支えてくれる、
ヨガ講師として充実した日々を送っている美都さん。

―美都さん自身の人生の転換点はいつでしたか?

「やはり、宝塚歌劇団の退団ですね。退団は自分で決めます。入団も大変ですが、退団も同じくらい大変です。
私の場合、精一杯やりきったという気持ちでしたが、そのあとのことは決めていませんでした。
今の時代は嫁入りという選択肢はあまりないですし、働いてちゃんと自立していたかった。
人は何で働くんだろう、どうせ働くのなら誰かのために役に立ちたい、といったことをひたすら考えました。
一時、心療内科の医療事務をしていたこともあるんです。カウンセラーになりたいな、と思って。
でもやはり、私は一日中事務作業をするお仕事は向いていないなと気づきました(笑)。カラダを動かさないと。そんな間もヨガを知りたくて、学びたくて、YMCメディカルトレーナーズスクール梅田校に通っていました。」
と語る美都さん。

―この仕事を選ぶうえで、決め手になったポイントはなんでしょうか。

「先ほども触れましたが、YMCメディカルトレーナーズスクール梅田校で通う中、働いている方がキラキラしていて。
ヨガを仕事にするっていうこと、誰かの役に立ちながらも自分のやりたいことをしているってこういうことなんだと思いましたね。
インストラクターコースの卒業後、このままヨガを仕事にしたいなと思うようになりました。就職面談で希望し、今は新宿校でクラスをもっています。」

キラキラしている先生方を見て、ヨガ講師という道を選んだ美都さん。座右の銘を聞いたところ、迷わずこんな答えがきました。

「チャンスの神様は前髪しかない、ですね。」
好機(チャンス)はすぐに捉えなければ後から捉えることは出来ない、というギリシャ神話にある言い伝えだそうです。

「宝塚時代の経験を経て、反省点としては、自分自身が活躍したい、という風になっていました。やりたいことって何だろう。やりがい、仕事って何だろうととことん考えました。ヨガと出会い、ヨガに携わる選択をして、人に感謝されること、人の役に立てることは、自分自身の夢が達成された時より心地いいってことが分かったんです。」

バリ島の自然に囲まれたヨガ留学「人と比べない、争わない。心と体のバランスをとる。」講師として、人生のターニングポイントに立ち会う気持ち。

―印象に残っている生徒さんとのエピソードはありますか?

「YMCメディカルトレーナーズスクールでは、バリ島ヨガ留学というプログラムがあり、同行してきました。

14日間で全米ヨガアライアンスRYT200を取得する修行ツアーなのですが
朝6時から夜9時まで食事など以外の時間をひたすらヨガとその勉強をします。
神々の住む島といわれるバリ島は、豊かな自然があり、ヨガができるのは素晴らしい環境です。

様々なバックグラウンドの生徒さんがいて、仕事や子育てがあり、国内でうまくいかなかったこと、悩んでいたこともあると思います。
ただ日常から離れて、バリ島の地でヨガに集中する。
最終日のスピーチで涙を流す生徒さんも。「何が何でも時間を確保してここに来ました!」「ヨガで客観的に自分自身と向き合うことが出来ました」!という反応がありました。

バリ島の環境で自然を感じていると、一日中ヨガをしている中で、ふと自分のことを客観的に観察できるようになるんです。日々、忙殺されていると見えないもの。人と比べない、争わない。ポーズだけではなく心と体のバランスがとれる時がきます。

覚悟と決心をもって参加される方がほとんどです。志を同じく持った仲間と14日間を共にするというのは、その後の人生でもなかなかないと思います。決して楽ではないですが、達成感があって、変われた!という人生のターニングポイントになる方もいると思うので、そこに立ち会えることはとても嬉しいことですね。

相手が主役であること。ヨガは自分自身で心身のバランスをとるためのツール。生徒さん自身が主役と肝に銘じています。

―美都さんが考える、YMCメディカルトレーナーズスクールのヨガクラスの特徴はどんなところだと思いますか?

「色々なヨガスクールがありますが、YMCメディカルトレーナーズスクールの特徴としては、整体・アロマ・ベビーセラピスト・スポーツトレーナー・ヨガインストラクターを養成しているので視野が広い学校だと思います。
ヨガも、よりホリスティックに学べる。
今、私は世界的な認知を誇るRYT(全米ヨガアライアンス)の前半部分である「ヨガインストラクター養成2級コース」と、「小顔フェイシャルヨガインストラクター養成クラス」を担当しています。
また、ヨガのクラスの生徒さんであれば、整体3級のクラスを受講出来るなど特典もありますよ。」

―美都さんが普段のお仕事で心がけていることや、気になっていることはありますか?

「相手を主役にすることですね。ヨガ講師というのはカリスマも多く、講師が目立ってしまうところもある立場。だからこそ、ヨガは自分自身の心身のバランスをとるためのツールで、私は生徒さん自身が主役と肝に銘じています。
ヨガの講師の仕事は、学びに限度がないですね。まだ完璧ではない、と思うときもあるけど、インプットとアウトプットを同時にやり、現場から学ぶこともあります。
いま気になっていることは、ピラティスです。ヨガのポーズだけでは補いきれないところで相乗効果を発揮する。色んな人にとってのツールになるので身に着けたいと思っています。」

―最後に、ヨガを始めたいと思っている方にメッセージをお願いします!

「ヨガは、ポーズが出来るようになることがゴールではなく、姿勢と心が一つになり心が穏やかになるように導くことが目的です。何かを付け加えるのではなく、引き算していくこと。
心が軽くなったり、リフレッシュできたり、自分と向き合う時間にもなります。
誰にでも生活に取り入れられます。是非一緒にスタートしましょう。」

美都さん、ありがとうございました!

美都くらら

元宝塚歌劇団娘役。IHTA認定ヨガインストラクター。
兵庫県神戸市出身。4歳よりバレエ、ジャズダンスをはじめ、日本舞踊、ヒップホップなどの芸事を習う。宝塚歌劇団では娘役として多数の舞台に出演。5年目に退団後、RYT200を取得。
自身がヨガの哲学観に支えられた経験を活かし、講義・レッスン共に今の自分を認めること、楽しむことを大切にしている。

写真 / 株式会社トイロデザイン

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