【スポーツトレーナー交流会】プロラグビー 喜連航平選手に学ぶスポーツトレーナーの「在り方」
今回のKA・RA・DA magは、スポーツトレーナーの交流会に潜入!
KA・RA・DA Experts for sports(FJGスポーツトレーナー)は現在約70名(2023年10月1日現在)が所属するカラダブランドのスポーツトレーナー集団です。
定期的に勉強会や交流会を開催していますが、今回はスペシャルゲストにプロラグビー喜連航平選手を招致し、ラグビー競技の体験会を実施いたしました。
喜連航平選手とFJGは、2022年10月にアスリートサポート契約を締結し、店舗における施術サポートを行っています。この度、神奈川県横浜市の体育館で実施したスポーツトレーナーの交流会に招致し、プロアスリート視点でスポーツトレーナーに求めることなどの講話と、ミニゲームや初心者向けのラグビー体験を行っていただきました。
ラグビー競技は、フェアプレイの精神がありルールを厳格に守り、相手を尊重することが求められる紳士のスポーツです。ボールを持って走り、パス、キックやグラウンディングするなど多種多様な技能が要求され、身体的接触もあることから高度な身体能力が必要とされます。そして何より、チームプレーとしてメンバー間の信頼関係がチームの勝利を分けます。今回は、一流のスポーツトレーナーを目指していく上で必須であるアスリートマインドを学ぶ、またとない機会となりました。
体験会の前半部分では、喜連航平選手のご経歴の紹介と共に、ラグビー競技の特性、選手はどういうときに身体の負担がかかるか、アスリートとして専属トレーナーに求めること、カラダファクトリー・カラダストレッチで受けていただいている施術の感想を伺いました。
後半はラグビー競技の実践をしました。今回の体験会は、日頃それぞれの現場で別々の行動をしているトレーナーたちの情報交換や親睦を深めるという目的もあるため、5チームに分かれてボールを使ったミニゲームを実施。チーム一丸となってゲームを盛り上げる姿勢、仲間との連携、信頼関係の作り方を学びました。
※インタビュー内容は、YouTube動画(URL/https://youtu.be/vaSAxl30lMQ)でもご覧いただけます。
国内最高峰リーグワン「横浜キヤノンイーグルス」所属プロラグビー選手 喜連航平選手にインタビューさせていただきました。
Q.ラグビーの競技特性とは。
ラグビーは15人でするスポーツで、特に人と人が繋がっていく、とても密度の濃いスポーツです。コンタクトスポーツでもありますし、そのイメージが結構強いと思いますが、実は緻密でいろんな連係プレーもあり、相手との駆け引きもあるので、とても頭を使うスポーツです。
Q.ラグビーでは、身体のどこに負担がかかりますか?
腰が痛くなったり、肩が痛くなったり、膝が痛くなったり、全部痛いですけど。脱臼とか普段、普通の方だとならないような(怪我の)内容がすごく多いので、逆に突き指とか何かそういった小さい怪我はもうあまり気にしてないかもしれないですね。
Q.アスリートにとって、トレーナーに求めることは何ですか?
やっぱり選手が求めていることを理解してくれた上で、相手(トレーナー)がアプローチの説明があるとか、一緒に併走してくれる、「鏡」のような存在になってくれるというところを求めています。
やはりプロ選手なので、自分のことは自分が一番分かっているというつもり。そういう点もあって、アドバイスはすごく嬉しいですが、どちらかというと併走してくれる、鏡になってくれる方を求めていると思います。
Q.普段、カラダファクトリーとカラダストレッチ両ブランドをご利用いただいている感想をお聞かせください。
(店内は)とても綺麗で、個室もあり、丁寧で自分がやってほしいようなケア内容と、それに合うプランを提案していただいたり、とても優しいですし、色々なことを話してしまいますね。普段のプライベートな話もしますし、親切で、実際、男性のトレーナーさんですが、お兄さんって感じですね。
Q.スポーツトレーナーの交流会に参加いただきましたが、本日の総評は。
メンバー同士のパスもとても上手くて、やはりスポーツ経験のあるメンバーが多いと聞いていたとおりだと思いました。最初は緊張していたりもあったかもしれないですが、動きとしては、徐々に、良くなり、普通の人とは違うというか、元アスリートっていう感じがしましたね。元気な動きで、見ていて楽しかったです。
Q.喜連選手の今後の展望を教えてください。
チーム(国内最高峰リーグワン・横浜キヤノンイーグルス)が、昨年はリーグワンのディビジョンワンというところで3位という結果でした。優勝したクボタスピアーズというチームもありますが、そのチームも新しく優勝したチームなのですね。自分たち、横浜キヤノンイーグルスというチームが初優勝できるように、そこの1ピースが、自分が司令塔として埋められるように、一生懸命頑張っていきたいと思います。
また、自分の事業(一般社団法人Joynt)があり代表理事をしているので、それをスケールアップして、1プロ選手として人のために頑張っていきたいと思っています。
Q.「おとラグ(おとなのラグビーコミュニティ)について教えてください。
「おとなのラグビーコミュニティ」は、特にラグビーっていうスポーツは、元々子供を育成するという観点での普及が多かったですけど、自分は元々ラグビーで一番幸せに感じていたことは「人との繋がり」だったんですね。チームメートともそうですけど、相手チームとも繋がったり、関わる人がすごく多くなる。
大人の人たちがスポーツ観戦だけで終わっちゃっているとなると、ラグビーの魅力はどうしても伝わってないと思っていました。
ラグビー「体験」ってよく言われるのですが、どちらかというと「体験」ではなくて「交流」。そうい
うきっかけを作っていく会社として、おとなラグビーコミュニティっていうのが一つのきっかけになってくれたらいいなと思っています。
交流会に参加した、スポーツトレーナーにインタビューしました。 カラダストレッチ町田東急ツインズ店 篠田和也さん
Q.スポーツトレーナーを目指したきっかけを教えてください。
トレーナーを目指したきっかけは、私自身が学生時代に陸上競技をやっていたこと。
その陸上競技時代に整体と出会って、そこで自分の動きが変わって。就職するに当たり、スポーツトレーナーが出来る会社を選びたい、今度は自分がサポートする側に携わっていきたいなというところで、スポーツトレーナーを希望しました。
Q.KA・RA・DA Experts for sports(FJGスポーツトレーナー)に入部したのはいつですか?
アシスタントとして入ったのは2018年です。トレーナー歴としては、5年ほどになります。メイントレーナーとして1人で帯同するようになったのは、2019年頃からですね。今は「レバンテ富士静岡」という、サイクリングチームに帯同しています。
Q.本日のスポーツトレーナー交流会はいかがでしたか?
とても楽しんで参加できました。私自身スポーツが好きなのもありますし、なかなか後輩たちと触れ合うというか、自然体で接することはなかなかないので、楽しむことができていい1日になりました。
Q.ラグビー体験会があることは知っていましたか?
知らなかったです。こちらの体育館に喜連選手が入ってこられて、初めて本日いらっしゃることを知ったという感じです。
今日、企画(してくれたスタッフが)が同じ店舗所属なんですが、一切教えてくれることなく、今日はまさにサプライズでお会いしました(笑)。
Q.本日、喜連選手に会ってみていかがでしたか?
一回だけ店舗でお会いはしているんですけど、やはり今日はちょっと雰囲気が違うというか、やっぱり我々にプロとしてお話してくださる、伝えようとしてくださる熱意を感じることができて、プロアスリートだなとは感動しましたね。
Q.目指したいスポーツトレーナー像とは。
私自身は、結構トレーニングだったり、怪我しないための身体づくりとしてトレーナーをやりたいというところは当然あるんですけど、そういった意味で選手から頼られて万全な状態で試合に臨める。何も不安もなく、試合に臨めるというようなトレーナーになりたいなと思っています。
スポーツトレーナーインタビュー カラダファクトリー横浜ベイクオーター店 豊田はるのさん
Q.本日のスポーツトレーナー交流会はいかがでしたか?
今年、本当に最近入部させていただきました。一言で言うととても楽しかったです。それこそいろんな知識だったり、技術っていうのもいろいろたくさん吸収できましたし、選手の声だったりとか、実際にメイントレーナーされてる方々のお話を聞かせていただいて、こういう気持ちで普段からトレーナーされてるんだっていうのを知ることができて、とても勉強になりました。
Q.ラグビー体験会の感想は
すごく楽しかったですし、今までラグビーというスポーツは知っていたんですけれども、そのスポーツに実際に触れたことがなかったので、初めてボールを持ったりだったりとか、パスのし方。こんなに難しいんだっていうのは知ることができたのもそうですし、生で選手自身の大会だったり、試合前の気持ちだったり、考え方っていうのも知ることができて、それこそ私がメイントレーナーさせていただける場面があったら、こういうふうに自分も立ち回り振る舞いをしていきたいなというふうに考えてます。
Q.目指したいスポーツトレーナー像とは
私自身、とても安心感があり、信頼できるような、頼られるようなトレーナーになりたいと考えています。そのためには、知識も技術もそうですが、人間性がすごく大事だなと考えているので、常日頃からまずは感謝の気持ちを忘れないようにやっていきたいと考えております。これからも、頑張ります。
※インタビュー内容は、YouTube動画(URL/https://youtu.be/vaSAxl30lMQ)でもご覧いただけます。
KA・RA・DAチャンネル(YouTube)
プロラグビー 喜連航平 選手
篠田 和也
豊田 はるの
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