Culture

カラダファクトリー技術職最高位「マスター」でありランクアップ試験監督、教育・研修を統括する中尾実さん

今回のKA・RA・DA magは、カラダファミリーブランドの新入社員を、初の新卒採用の2008年新卒から継続的に14年間にわたって教育担当をしてきた中尾実さんにインタビューしました。
中尾さんは、現在、店長候補研修やランクアップ試験監督、研修員の監督などを担当。
カラダファクトリーの技術ランクでは、最高位である「マスター」の称号を持っています。
カラダファミリーブランドの90%以上が技術職(整体師)。幾多の研修を受けてサロンに立ちます。技術職である多くのスタッフにとって、ストイックな中尾さんの存在は「ちょっと緊張する」方のようです。

今回、20周年特別企画としてKA・RA・DA magのインタビューを行い、カラダブランドの技術を支える研修のトップ施術家中尾さんに、整体師を志したキッカケ、そこから継続的に新入社員のみなさんと向き合うことになった経緯や、これからの目標を伺いました。

整体師を志したきっかけは、広島県から父親と一緒に横浜市に引っ越して来て、整体の専門学校に通ってみたこと。そこに迷いはなかった。

1982年生まれ、広島県広島市出身です。三人兄弟の末っ子で、兄が二人います。
広島で会社勤めをしていた父親が関東に転勤になることになり、実家暮らしだった自分も同行することになりました。
横浜の家で新聞を見ていると、整体の専門学校(民間)の広告が目に留まりました。そこが整体との出会いですね。早速入学することになりました。

こうやる!と決めたらとことんやるタイプ、極めたい症候群なんです。
整体師になると決めたら、迷わなかったですね。

幼馴染みがカイロプラクティックの専門学校に進学したこともあり、そういう職業があることを知っていたし、自分の性格として、こうやる!と決めたらとことんやるタイプなので…極めたい症候群なんですよね。一回その道に入ると、長いです。迷わなかったですね。
横浜で2年間専門学校に通い、卒業するときに、様々な求人票を見比べて、条件などを見ながら軽い気持ちで当社を選んで、2004年4月、入社しました。
入社後、A.P.バランス®の違いについて研修をしていただいて、習得してからカラダファクトリー関内店に店舗配属になりました。

カラダファクトリーの店舗では、みんなお客様や技術についての想いが熱心で、
最初はついていくのは大変でしたね…(笑)。

入社してみて、当時は、研修や会議が長時間あり、みんなお客様や技術についての想いが熱心で、最初はついていくのは大変でしたね…(笑)。一緒に住んでいた父親は、“入社できたことに感謝して、やりとげなさい”という反応でしたが。
ただ、とにかく「人」が良かったですね。
それまで22年間生きてきて、出会ってきた人たちと空気が似ていました。
人情家で、仲間想いで、話をよく聞いてくれて…面倒を見てくれました。合っていたんだと思います。実は、自分がプライベートなことで環境の変化があり、このまま仕事を続けていいのか、悩んだときもありました。
例えば、一番関わってくれていた先輩は、「会社を辞めるのを止めるとかそういうことではなくて、俺は(君と)一緒に仕事をしてみたいんだよね」といった言葉をさりげなくかけてくれたり。
面談や会議とかの堅苦しい場ではなくて、さりげなく、日々気兼ねなく、いつも声をかけてくれるメンバーが周りにたくさんいました。

入社してみて、とにかくこの会社の「人」が良かった。人情家で、仲間想いで、話をよく聞いてくれて…面倒を見てくれました。

一旦辞めたいと思ったときに、ものすごく親身に面倒を見てくれて話しを聞いてくれた。店長をしながら少しずつ研修担当をさせていただいたり、働き方を少しずつ調整していただいたりしたんですね。

そういう心に触れる体験があると、ここまでしてくれているのに自分は会社を辞めようとするのか、という気持ちになりました。
整体師という技術の仕事や、この会社の様々な文化や、一緒に働く人たちは自分の肌に合っていた。これまで続けてこられた大きな理由だったと思います。

整体師のやりがいですが、基本的に、お店でお客様と接しているときは、常にやりがいを感じていましたね。自分の中にあったお悩みを解決したい、という気持ちが、整体師として自然と湧いてきました。お客様のカラダがつらいということであれば、その時間、その原因をひたすら考える。
性格的に、悩んでいる人を助けたいんですね。毎日、やりがいだらけでしたよ。

人生の転換点といえば、2008年新卒入社の研修員を任されたこと。
本気を出すと、本気が返ってくる。大変でしたが、人を育てるってことを極めたくなりました。足一歩踏み込んだ瞬間ですね。

これまでの人生を振り返って、人生の転換点といえば、2008年新卒入社の研修員を任されたことです。
それまで少しずつ研修担当をしたことはありましたが、2008年春は当社が初めて新卒の新入社員を採用した年でした。103名。彼らをメインで教えるって、大変でした。
本気を出すと、新入社員も本気で向かってくる。そしてこっちも本気で向かう。
本気で教えるというのは、礼儀もそうですし、技術であれば妥協しないでとことん指摘して向き合うということです。やる気はあるけど社会人になるってこともまだよく分からない訳ですから、悩んでいるとか顔色が違うと思えば、声をかける。
そうやって、こちらが本気で親身になると、心から伝えたい言葉が乗ってくる。そうすると向こう(新入社員)も本心で喜んでくれる。それが嬉しかったですね。
人を育てるってことを極めたくなりました。足一歩踏み込んだんですね。
全国の遠方から一人暮らしをしている子も多かったですから、家族になりたいと思いました。ここから変わりましたね。
そこから今日まで、研修員の仕事がメインになりましたし、迷いもなくなりました。

大切にしている心意気は、「共育」(共にはぐくむ)です。
一緒に成長するということ。教えるということは、相手が成長するだけはなく、自分も成長しなくてはいけないし、自分に勝ち続けなければいけない

(写真:研修所でランクアップ試験の試験官としてフィードバックを行う)

普段の仕事の中で、大切にしていることについてですが、今までで一番長いのが技術・教育の分野です。大切にしている心意気は、「共育」(共にはぐくむ)ということです。
一緒に成長するということ。教えるということは、相手が成長するだけはなく、自分も成長しなくてはいけないし、自分に勝ち続けなければいけない、そう思います。

「カラダファクトリー」とは、自分の「第二の家」です。感謝しています。恩は返さなきゃ、と思っています。

今までのスポーツの経験は、剣道とボクシング。
剣道では、徹底的に礼儀(礼に始まり、礼に終わる)と、上下関係を学びましたね。
そしてボクシングでは「痛み」を学びました(笑)

(写真:左・左側が中尾さん小中学校時代に剣道の試合/右・左側が中尾さん ボクシングの練習)

スポーツですが、小~中学校時代は剣道、高校生になりボクシングを経験しました。
三人兄弟の末っ子です。男三人で、剣道を始めた理由は兄二人がやっていたから。剣道ではとことん礼儀(礼に始まり、礼に終わる)と徹底的に上下関係を学びましたね。

ボクシングは2番目の兄がやっていたからです。男は強くなりたい時期があるんです。そして、その時、辰吉丈一郎さんに憧れていたからです。ボクシングでは「痛み」を学びました。本当に痛かったです…。

座右の銘は、「我が人生の物語こそ我が言葉」です。人を教える立場として、やはり実体験に基づいた言葉、いいことや悪いことも実体験したからこその言葉でありたいと思います。

座右の銘は、「我が人生の物語こそ我が言葉」です。
教育に携わっていますが、自分の立場に置き換えたとき、色んな人から見たり聞いたことだけの言葉って軽いと思うんです。
人を教える立場として、やはり実体験に基づいた言葉、いいことや悪いことも実体験したからこその言葉でありたいと思います。

いまプライベートで興味があることは、筋トレです。マッチョになりたいんですよね!健康のためでもあるし。あとは、バイク(スクーター)を買ってツーリングをしたりしています。

今後目指すことですが、もっと多くの人にキッカケを与えてあげられるようになりたいと思います。
悩んでいる人が、ネガティブがポジティブになるような、成長するキッカケだったり…。
会社の施策であれば、それを会社の成長にして貢献したいです。何かになりたいんではなくて、今あるものを極めたいんです。性格的にそういうタイプなんですね。

■レジェンド施術会について※
お客様向けに行われた20周年ご愛顧キャンペーンで、先日「レジェンド施術会」にご参加いただきましたが、お客様より今回のレジェンド施術についてコメントを頂きました。

【お客様コメント】
「あっという間の1時間でした。先生の力加減が絶妙で本当に身体が楽になった気がします」

(中尾さん)
―ありがとうございます。お店は、いいですね。やっぱり、お店でお客様に「こんにちは」と声をかけた瞬間、お客様のお悩みを解決したいスイッチが入ります。
それまで移動中などは、業務的なこと、研修のことなどをつらつら考えているのですが…。お客様にお会いした瞬間、スイッチが入ります。せっかくお越しいただいたその気持ちに応えたい、来ていただいてありがとうございますという気持ちでいっぱいです。いつも、ありがとうございます。

※2020年に行われた20周年ご愛顧キャンペーンでの施術イベント

中尾 実

カラダファクトリー技術ランク最高位 マスター
2004年3月株式会社ファクトリージャパングループ入社。
カラダファクトリーで整体師、店長、エリア営業部長などを経て技術研修部部長となる。2018年より、人材支援本部副本部長、ES部部長(現任)。
技術研修部の統括と、アスリートなどのサポートを行うスポーツセクションの統括や、従業員満足度向上のためのイベントや施策の取り組みを統括している。

写真 / 株式会社トイロデザイン

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