カラダファクトリー「匠の技コンテスト」で2回のMVP受賞!現在は接客・接遇プログラムを担当する眞野久美子さん
今回のKA・RA・DA magは、カラダファミリーブランドの技術コンテスト「匠の技コンテスト」で2回のMVP受賞!現在は教育・ES部で、接客・接遇プログラムを担当する、眞野 久美子さんにインタビューしました。
製菓の専門学校でパン職人の勉強をしたあと、飲食業でカフェのホールやキッチン対応など様々な接客経験を積んできた眞野さん。その後、健康産業に興味を持ち、当社「カ・ラ・ダ ストレッチ」の「インストラクター」の求人を見て当社に入社を決意されたそうです。
カラダストレッチ時代には、当社の技術コンテスト「匠の技コンテスト」で、続々入賞し、トップとなるMVP賞を2回も受賞するなど、技術力の頂点を極めました。
眞野さんの柔らかな表情と優しい声には、お客様もスタッフもほっと安心し癒され何でも話してしまう雰囲気がありますが、実際お話してみるとその芯の強さと接客に掛ける想いの強さに驚かされます。 今回は、これまであまり自分では語ってこなかったという、眞野さんのヒストリーを振り返っていただきました。
もともと接客が大好き。以前はカフェの店員さんなどの接客業をしていました。
ヨガインストラクターさんの刺激を受けて、自分も健康、相手にも元気を伝えられる、
「インストラクター」という仕事に憧れて。求人を探し始めたというのがきっかけです。
埼玉県飯能市出身で、小さいころから自然が多い環境でのびのびと過ごしました。
学生時代は、専門学校(製菓)でパン作りを学び、以前は飲食業で、作る方も接客も担当していました。お客様と接する仕事が大好きで。ウエイトレス、フルーツパーラーやフードコート、当社に入社する直前は5、6年ケーキ屋さんで働いていましたね。
(写真:専門学校時代・カフェで勤務していた頃)
30代になった時、このまま飲食しか知らないより何かスキルをつけたほうがいいかなと思ったのがこの業界に興味をもったきっかけでした。
そのころ、健康維持やダイエットに関心があり、スポーツジムにも通っていました、ヨガスタジオでレッスンを受けたりしていました。そんな中、ヨガのインストラクターの方がすごくキラキラしていて…。自分でもヨガを実践しながら、相手も喜んでくれている!というのがとても素敵に映りました。
自分自身も健康で、相手にも元気を伝えられる、「インストラクター」という仕事に憧れました。
ヨガインストラクターの刺激を受けて、求人を探し始めたというのが、この仕事に入ったきっかけです。
入社したからにはまずはやってみよう!と思って。とにかく、お客様に喜んでもらうことに必死。いつも忙しくしていたい、稼働していると安心するタイプなんですね。
いざ、入社してみてどうだったかというと、正直、整体師の卵として揉みほぐしの研修を受けている時は、インストラクターを目指していたのに何をしているんだろうと思ったときもありました(笑)。
でも、「郷に入れば郷に従え」と言われるように、入社したからにはまずはやってみよう!と思ってやってきました。「目標」というようなものはなかったんです。店長になりたいという理想もなくて。ただ、日々がむしゃらでした。とにかく、お客様に喜んでもらうことに必死。
いつも忙しくしていたい、稼働していると安心するタイプなんですね。台帳が埋まっていないと不安になるというか、指名のお客様の予約が入れば、とても嬉しいですが、目標件数がいくつとか執着するタイプではなかったように思います。
(写真:技術コンテスト「匠の技コンテスト」で共に切磋琢磨する仲間と)
当時の上司(店長)との対話がキッカケとなり、
この仕事はお客様のためで、悩んだり考えている暇はない!って気づきました。
研修後に、カラダストレッチサロンに配属され、勤務がスタートしました。
整体師(トレーナー)となって、日々お客様に「楽になった」「ありがとう」と言われることはやりがいに感じていました。ただ、いつも必死でしたし、まわりの方に助けられていたんだと思います。まわりの方が優しくしてくれて、本当に恵まれていたな、と思います。
ひとつ、とても印象に残っている出来事があります。
カラダストレッチの店舗で、たしか入社して2年半くらい経ったころ、とても忙しくて、とてもしんどかった時、手一杯で、「私もう出来ません…」と当時の店長に悩みをこぼしたことがあったんです。
いつも優しい上司(店長)で、いま思うと「大丈夫だよ。」と言ってくれることを期待していたのかもしれません。でも意外なことに「分かった。2ー3時間でもいい。眞野さん、ちょっと休憩してきたら。」と返されたことがありました。驚いていたら、ちょうどそのタイミングで、飛び込みのお客様が入店されました。
一瞬、「どうしよう、店長に言われた通り、休憩に出た方がいいのかな・・・」とも思ったのですが
「どうする?眞野さん次第だよ」と言われて。そこは、施術家としてお断りなんてしたくない。施術に入らせていただきました。
その時のお客様は、カラダファクトリーは行ったことがあるけどストレッチは初めて、という方だったのですが、幸運なことに施術に感動して下さったようで、次回も指名で予約してくださいました。
それ以前は、自分の中では甘えもあったし、施術家としてやっていけるか悶々としていたんだと思うんです。ストレッチもですし、整体(A.P.バランス®技術)や、小顔施術もやっていて、技術は一通り出来たつもりだったんですが、自分の中に迷いがあって。自信がなかったんですね。自分の中ではしんどかった。
でもこの時、この仕事はお客様のためで、考えている暇はない!って気づきました。
求めて下さる方がいるじゃん!と。振り切れたと思うんです。今でもたまに思い出します。
それまで、本当に環境に恵まれていたので気が付かなかったのかもしれませんね。フリーターだった時は、接客は好きだけど、同じ職場でひととおり仕事を覚えたら飽きて、次にいい仕事ないかな…という風に過ごしてきたけど、こんなに一つの会社に勤めたことはなかった。この仕事を続けてこれたのも、こういう風に周囲に助けてもらいながら、少しずつ何かを乗り越え続けて来たからかもしれませんね。
向き合う相手の立場になって、関わる方がいかに気持ちよく生活できるか、ということをいつも考えるようにしています。
カラダストレッチで約7年間、カラダピオニーで約2年間勤務して、その後グループ会社のビジョナリーライズで講師の仕事もしました。
また、2021年4月からは当社ファクトリージャパングループで教育・ES部配属となり、店舗の接客・接遇マナー研修のプログラムを作ったり研修をスタートさせています。
店舗のお客様や、YMCスクールだと生徒さん、今ですと店長や店舗スタッフになるのですが、向き合う相手の立場になって、関わる方がいかに気持ちよく生活できるかを考えるようにしています。
研修でいえば、相手が頑張って覚える気持ちになってくれること、いかに伝えたことをやってみようと思ってもらえるかが大切です。お客様でしたら自宅でのストレッチも同じですが、いかに心地よく聞いてもらい、やる気になってもらえるか、それは自分の伝え方や、伝える側の人間力にかかっているんだと思います。
様々なコンセプトをもつブランドサロンを経験。この会社で、施術家として幅を持たせてもらえたなと、大変感謝しています。
施術家としては、入社してからカラダファクトリーのファミリーブランドであるカラダストレッチ約7年、カラダピオニー約2年の施術家歴になります。
美容整体を扱う「カ・ラ・ダ ピオニー」へ異動するきっかけは、当時、ストレッチとカラダピオニーは同じブランド事業部でしたので、やってみないか声をかけていただきました。新たな挑戦だし、求められているならやってみよう!という気持ちでお受けしました。
ファミリーブランドによって、お客様から求められることは異なります。
カラダストレッチにご来店されるお客様は、運動機能の向上が目的であったり、アクティブなお客様が多かったのですが、
カラダピオニーでは「ご褒美」だったり「美容」だったり、お客様の来店目的やニーズが異なったのは本当に勉強になりました。
この会社に在籍していたお陰で、様々な経験をさせていただき、施術家として、幅を持たせてもらえたし、とても感謝しています。
夢は、おばあちゃんになったとき、人が集まる場所にいたいということです。
あなたに会いたいとか、一緒にいると落ち着くと言われる存在でありたい。
今後目指すことですが、夢は、おばあちゃんになったとき、人が集まる場所にいたいということです。峠茶屋のように、誰かが来てくれる場所にいたいな、つくりたいなと思います。
実家の前に商店があって、いつも買い物に行ったり立ち寄っていたのですが、そういう場所を作りたいな、そこにいたいなと想像しています。あなたに会いたいとか、いると落ち着くと言われる存在でありたいですね。健康カフェ&整体サロンというのもいいかもしれません。
いつも、FJGで社員寮があったら真っ先に寮母さんになりたいと言っています(笑)。
プライベートでは、あまり趣味と呼べるものはなくて、自分でもサロンへ施術を受けに行ったり、仕事中心の日々。カラダストレッチ在籍の時からゴルフ始めたいと思っているんですよね。やる・やる詐欺って言われるくらい実行できていないのですが(笑)。あと、ここ1年くらいでは「和太鼓」をやりたいって思い始めました。体幹を鍛えたいんです。
そう思うと、私はカラダを動かしていたいタイプなんですね。
「ファクトリージャパングループ」って、人に熱い情熱的な会社。
おせっかい集団だし、いろんな方がいつも、気にかけて下さる。沢山の後輩が育ってくれることを期待しています。
「ファクトリージャパングループ」って、人に熱い情熱的な会社だな、と思います。おせっかい集団だし、いろんな方がいつも、気にかけて下さる。
新しいお仕事でも、人と人がどこかでつながっていて、人間関係が深い会社です。暇にさせない、飽きさせない社風の会社だと思います。
(写真:今は、研修や店舗指導をする傍ら、月数回施術家としてサロン勤務も継続している)
施術家を志す後輩に対しては、「施術家は、技術職だし、正直カンタンな仕事じゃない。でも覚えたら帰ってくる(得る)ものが多くて、本当にやりがいがあります。いろんなシーンで挫折はあるけど、ひとまず頑張ってみること。先輩は業界一多い会社だし、一人で抱え込まないこと。誰かが助けてくれるから大丈夫。」と伝えたいですね。
沢山の後輩が育ってくれることを期待しています。
お客様に対しては、「一度来てみて下さい。おうちでケアする方法もありますが、私たち(整体)でしか出来ないこともあり、お客様に合ったご提案をしています」と伝えたいです。
健康は、ちょっとしたアクションの積み重ねですし、自分のカラダを信じて日々ケアをして欲しいですね。
私は、お客様からの質問で分からないことがあった時は、次回までに勉強しますというタイプ。
沢山のお客様に学ばせていただきました。
■レジェンド施術会について※
お客様向けに行われた20周年ご愛顧キャンペーンで、先日「レジェンド施術会」にご参加いただきましたが、お客様より今回のレジェンド施術についてコメントを頂きました。
【お客様コメントの一例】
「普段はフットやボディ、揉みほぐしを中心にしています。今日は頭やストレッチを重点的にやっていただけたので、新鮮でした。また施術中にどこが固まっているとか、今後どうしたらいいか、ホームケアのアドバイスいただけたのでこれからやっていこうと思います。」
(眞野さん)
―レジェンド施術会(20周プレゼントキャンペーン景品)に参加させていただいて、ありがとうございました。本当に楽しかったです!
今までカラダファクトリーではほとんど施術をしてこなかったので、普段会えないスタッフとも会えて、みんな頑張っているなと思って、嬉しかったですね。
行かせていただいたお店は、みんなウエルカム感がとてもあって、業務の共有や配慮をしていただけて本当に居心地が良かったです。おかげで私もお客様に集中することが出来ました。
今回のお客様には、アスリートの方もいらっしゃいましたし、カラダの機能について極めている方ばかり。ストレッチやケア方法も親身に聞いていただけました。
私は、新人時代からお客様からの質問にも分からないことは分からないと答えてしまうタイプ。お客様もトレーニングやケアについて割とご存知であることも多いですよね。
今お応えできることはここまでです、でもこれはご存知ですよね、ここからは確証がないので今は分からないですがとお断りしたうえで、次回までに勉強していく、勉強せざるを得なくしています。
色々なお客様がいるからこそ、どんなカラダなのか興味が湧きます。
もちろん、カラダの機能やケア方法だけではなくて、お客様との会話では別のこと、映画やドラマのことが話題になることもあるし、自分だけのアンテナだけではなくて色んな情報があり楽しいな、だから接客って好きだと思います。
※2020年に行われた20周年ご愛顧キャンペーンでの施術イベント
眞野 久美子
匠の技コンテスト2016年後期・2018年前期MVP受賞
2011年10月、株式会社ファクトリージャパングループ入社。
ファミリーブランド「カラダストレッチ」にて整体師として経験を積み、店長、統括店長を経て2019年1月美容整体サロン「カラダピオニー」統括店長。2020年11月よりグループ会社ビジョナリーライズにて講師となり、2021年4月より、ファクトリージャパングループ人材支援本部教育・ES部に所属し、現在は教育プログラムを担当している。
写真 / 株式会社トイロデザイン
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